横浜市泉区の歯医者 橋本歯科医院|なるべく削らない、痛みの少ない治療|外階段に椅子型の電動昇降機を設置しています

入れ歯とは?

ご存知の方も多いと思いますが、ご自身の歯や歯ぐきから取りはずしの出来る人工の歯、それが入れ歯です。
入れ歯を入れている患者さんの悩みの多くは、「入れ歯が痛い」「外れやすい」「ちゃんと噛めない」というものです。
抜けてしまった歯を補うために入れ歯を入れているのに、歯として機能していないのは大きな問題です。体のどこかにいつも違和感や痛みを感じる状態というのは、本人が自覚している以上にストレスになっていることでしょう。ましてや、毎日の楽しみであるはずの食事がおいしく食べられないというのは、本当につらいことだと思います。

入れ歯を入れてから、なんだかイライラするようになったり、笑わなくなった…という話を聞いたりします。「入れ歯は、痛くて、外れやすくて、ちゃんと噛めないのが当たり前」ではありません。きちんと原因を取り除いて、快適な生活を取り戻してほしいと願っています。

部分入れ歯

部分入れ歯1本または数本の歯が抜けてしまったときに、残っている歯に「クラスプ」という金具を引っかけて、歯を補う方法が部分入れ歯です。歯は左右から揺さぶられる力に弱いので、金具を引っかけられている歯にかかる負担が大きくなると、その歯もいずれ抜けやすくなってしまう・・・というデメリットもありますが、調整や管理をしっかりすれば、歯の無い状態で食事をするよりも快適に過ごすことができます。(入れ歯となかよしになっていただいて!)

とくに、前歯を失ったときには、「早く作ってくれ。」という要望も多いのですが、
奥歯を1~2本だと軽く見て、入れ歯を入れていない方がいまだにチラホラ。(やっぱり、わずらわさに負けてしまうのかな?)
自分の歯並びが変わってしまえば、また新たに部分入れ歯を作り直さなくてはいけませんし、年をとるに従ってあごの骨がやせてきますから、定期的に調整していく必要もあります。引っかける歯がなくなってしまうと、総入れ歯になってしまいます。

また、保険の部分入れ歯は噛む能力が天然の歯の30%程度と言われ、食事を以前のように楽しめないとおっしゃる患者さん。金具がかなり目立ちますので、その点を嫌がる患者さんも多くいらっしゃいます。
保険の部分入れ歯(プラスチック)よりはしっかり噛める薄い金属(チタン等)の部分入れ歯や、クラスプ(金具)の部分が目立たない部分入れ歯もあります。(保険診療対象外となります)

総入れ歯

総入れ歯

歯がとうとう一本もなくなってしまったら、総入れ歯を入れることになります。
ほんとうに稀ではありますが、歯が一本もないのに「入れ歯は作ったけど、ない方が食べやすい。」というかたがいます。「一生けんめい調整したんだけどなァ。トホホ・・・まだまだ技量(勉強)不足です。」
保険のプラスチック製の入れ歯は、厚み(約2~3ミリ)があり、やや違和感が強かったり、しゃべりにくい、割れやすい、という性質があります。噛む能力は天然の歯の20%くらいで、かたいもの・ひと口が大きなものは食べられないことが、あります。

見た目の美しさ
噛むという、歯本来の機能の他に、見た目の美しさにもこだわる患者さんが最近では増えてきました。きちんと噛めて、見た目もきれいでいようとする患者さんは、確かに心身ともに若い印象があります。
「入れ歯が気になって笑えない」「友達と旅行や食事に行くのがおっくう」「いつも違和感があってつらい」など、人には言いづらい悩みをあなたも抱えているかもしれません。
まずはご相談ください。どういう問題があるのか? どのような対処法が考えられるか? 治せるものか?等、適切にカウンセリングいたします。

また、保険の治療では使用する材料に制限がありますので、保険外(自費)の治療法、そこにかかる費用などもご紹介いたします。そのうえで、機能性が高く、見た目も自然できれいな入れ歯を作ることができます。

残った歯を守るために
院内入れ歯を入れることになった今、残った歯や歯ぐきをどう守るかが大切です。
歯が抜けてしまったのには、必ず原因があります。抜けてしまった歯のところに入れ歯を入れてそれで終わり、ではなく、歯が抜けた原因を見つけて、それを解消しましょう。そうでないと、また歯が抜けてしまったり、歯ぐきや骨の状態が悪くなって、将来もっと苦労することになってしまいます。

原因を取り除いた後は、きちんとメンテナンスをしてと定期検診を受けて、口の中を清潔な状態に保ってください。抜けてしまった歯を教訓に、もう歯が抜けてしまうことがないように、歯ぐきや骨をできるだけ健康に保つように、一緒に努力していきましょう。

私があなたのためにできるのは、歯科治療を通して健康なお口の環境を作り上げることです。あなたの努力と私のアドバイスによって、あなたが何かを我慢したりあきらめたりすることなく、快適で楽しい生活が送れる用に願っています。